1
-
-
2
-
3
-
4
-
5
-
6
-
7
-
8
-
9
-
10
-
11
-
12
-
13
-
14
-
15
-
16
-
17
-
18
英雄——宵宮姉さん参上!悪霊退散!正義必勝! この台詞を言うたあと、あんたから教わった力を子供たちに紹介するのはどうや?かっこええんとちゃう?あははっ、あんたも遠慮せんと、いじめられたらこの宵宮姉さんに言うんやで!
英雄——宵宮姉さん参上!悪霊退散!正義必勝! この台詞を言うたあと、あんたから教わった力を子供たちに紹介するのはどうや?かっこええんとちゃう?あははっ、あんたも遠慮せんと、いじめられたらこの宵宮姉さんに言うんやで!
-
19
-
20
せっかくあんたから戦い方を学んだし、いっそのこと花火職人だけやなく、日雇い冒険者でもやろかな…「英雄」もええかもしれへんな?
せっかくあんたから戦い方を学んだし、いっそのこと花火職人だけやなく、日雇い冒険者でもやろかな…「英雄」もええかもしれへんな?
-
21
-
22
-
23
誕生日を楽しむんはあんただけやあらへんで、ケーキを贈る人、蠟燭に火つける人、祝ってくれる人、あんたが生まれたことをみんな感謝しとる。せやから、騒がしい方がええ。みんなに祝ってもらうんや!さあ、おめでとうさん!準備はええか?でっかい花火、打ち上げるでぇー!
誕生日を楽しむんはあんただけやあらへんで、ケーキを贈る人、蠟燭に火つける人、祝ってくれる人、あんたが生まれたことをみんな感謝しとる。せやから、騒がしい方がええ。みんなに祝ってもらうんや!さあ、おめでとうさん!準備はええか?でっかい花火、打ち上げるでぇー!
-
24
牛乳や。飲んだらお腹が花火大会みたいにドンッドンッ!ってなってまうんや。せやけど、牛乳が入った料理とか菓子はぜんぜん平気でな、何なんやろな…お腹の仙霊さん、好き嫌いが激しいんやろか?
牛乳や。飲んだらお腹が花火大会みたいにドンッドンッ!ってなってまうんや。せやけど、牛乳が入った料理とか菓子はぜんぜん平気でな、何なんやろな…お腹の仙霊さん、好き嫌いが激しいんやろか?
-
25
長いこと読んどった連載小説がとうとう完結したんやけど、ヒロインが記憶喪失になって、挙げるはずやった婚礼もなしになってもうた…悲しい、なんちゅうことや…
長いこと読んどった連載小説がとうとう完結したんやけど、ヒロインが記憶喪失になって、挙げるはずやった婚礼もなしになってもうた…悲しい、なんちゅうことや…
-
26
うちは主食よりも菓子の方が好きや。祭りの時に屋台を一つずつ回って、お腹いーっぱいになるまで食べるんや。ところで、あんたって菓子を作れたりせえへん?うちが作った団子と交換しいひん?おっきいのを取ってええから。
うちは主食よりも菓子の方が好きや。祭りの時に屋台を一つずつ回って、お腹いーっぱいになるまで食べるんや。ところで、あんたって菓子を作れたりせえへん?うちが作った団子と交換しいひん?おっきいのを取ってええから。
-
27
花火や!なんや、あかんの?せやなぁ…難しい質問や、お隣さんとお喋りするのも好きやし、子供たちと夏祭りにいくのも好きやし、泳ぐのも、山で果物を採るのも好きや。ああっ、一つに決められへん…あっ、そや!趣味はみんなと遊ぶことや!
花火や!なんや、あかんの?せやなぁ…難しい質問や、お隣さんとお喋りするのも好きやし、子供たちと夏祭りにいくのも好きやし、泳ぐのも、山で果物を採るのも好きや。ああっ、一つに決められへん…あっ、そや!趣味はみんなと遊ぶことや!
-
28
-
29
最後の物語は…いや、やめとくわ、今はあんたと静かに花火を見てたい。今宵の絶景と、あんたが話してくれた言葉を全部書き留めたい。ああ、誤解せえへんで、もう終いっちゅう意味やあらへん。…うちとあんたの「物語」を、ここから書き始めるっちゅう意味や。
最後の物語は…いや、やめとくわ、今はあんたと静かに花火を見てたい。今宵の絶景と、あんたが話してくれた言葉を全部書き留めたい。ああ、誤解せえへんで、もう終いっちゅう意味やあらへん。…うちとあんたの「物語」を、ここから書き始めるっちゅう意味や。
-
30
最高の花火に最高の瞬間、移ろいやすい一瞬の気持ちが花火へと収まり、違うた形で受け継がれてく。短冊は、過去を振り返りたい人の門を開けるための鍵。せやから「長野原」の花火職人の仕事は、みんなの門を開く手助けをすることなんや。
最高の花火に最高の瞬間、移ろいやすい一瞬の気持ちが花火へと収まり、違うた形で受け継がれてく。短冊は、過去を振り返りたい人の門を開けるための鍵。せやから「長野原」の花火職人の仕事は、みんなの門を開く手助けをすることなんや。
-
31
うちの家では代々、花火を注文したお客さん一人一人に短冊を渡しとるんや。短冊には長野原家の者しか読まれへん花火の作り方が載っとって、十年経っても百年経っても、お客さんが短冊を持ってくれば、当時とおんなじ花火を作れるようになっとる。
うちの家では代々、花火を注文したお客さん一人一人に短冊を渡しとるんや。短冊には長野原家の者しか読まれへん花火の作り方が載っとって、十年経っても百年経っても、お客さんが短冊を持ってくれば、当時とおんなじ花火を作れるようになっとる。
-
32
うちの物語が聞きたいって?ええよ、こっち座りぃ、自慢の「長野原」家の話をしたるで!めったに聞かれへん真面目な話やからなぁ。
うちの物語が聞きたいって?ええよ、こっち座りぃ、自慢の「長野原」家の話をしたるで!めったに聞かれへん真面目な話やからなぁ。
-
33
モンドに爆弾作りの得意な子がおるんやて!?爆弾も花火も似たようなもんやし、花火作りも天才かもしれへんな。一度会うてみたいもんやわ。あっ、せやけど…子供に爆弾は危険やあらへん?モンドの人はなんも言わへんの?
モンドに爆弾作りの得意な子がおるんやて!?爆弾も花火も似たようなもんやし、花火作りも天才かもしれへんな。一度会うてみたいもんやわ。あっ、せやけど…子供に爆弾は危険やあらへん?モンドの人はなんも言わへんの?
-
34
あの子におうたら、うちに教えてくれへん?祭りに連れていきたいんや、それにお友達もぎょうさん紹介したろ思うて。いっつも気怠そうにしとるさかい、一緒に遊ぶ友達がおったら元気になるんちゃうかな?
あの子におうたら、うちに教えてくれへん?祭りに連れていきたいんや、それにお友達もぎょうさん紹介したろ思うて。いっつも気怠そうにしとるさかい、一緒に遊ぶ友達がおったら元気になるんちゃうかな?
-
35
治安と消防関連で天領奉行にはよう通うんやけど、あっこの人達の中でも九条裟羅はいっちゃん筋が通っとるっちゅうか、少なくとも何も分からへん状況からうちのことを頭ごなしに否定せえへん。うちが正しかったら、彼女も素直にうちを認めてくれる。ほんでうちが間違っとったら…はは、トーマに頼んで詫びを入れるしかあらへん!
治安と消防関連で天領奉行にはよう通うんやけど、あっこの人達の中でも九条裟羅はいっちゃん筋が通っとるっちゅうか、少なくとも何も分からへん状況からうちのことを頭ごなしに否定せえへん。うちが正しかったら、彼女も素直にうちを認めてくれる。ほんでうちが間違っとったら…はは、トーマに頼んで詫びを入れるしかあらへん!
-
36
うちって考えなしやさかい、思うたことをすぐ口に出してしまうんや。逆に思慮深い人は自分の事を語らずに、昔の詩とか、道沿いの景色のことしか言わへん。花鳥風月は語れても、目の前の現実については口をつぐむ。あいつもきっと過去に何かあったんやろなぁ、うんうん、よう分かるでぇ。
うちって考えなしやさかい、思うたことをすぐ口に出してしまうんや。逆に思慮深い人は自分の事を語らずに、昔の詩とか、道沿いの景色のことしか言わへん。花鳥風月は語れても、目の前の現実については口をつぐむ。あいつもきっと過去に何かあったんやろなぁ、うんうん、よう分かるでぇ。
-
37
-
38
ああ、あの人なぁ。ああ見えて、子供にけっこう人気なんや。せやけど負けず嫌いやさかい、子供の遊びに付きおうてる内にいつの間にか勝負しとるんや。ラーメンのスープの一気飲み勝負とか、表情を変えんとどっちが梅干しを食えるかとか、ほんで他の子供たちは横でどっちが勝つか予想したり、応援したりする。やれやれうちも負けてられへんな。
ああ、あの人なぁ。ああ見えて、子供にけっこう人気なんや。せやけど負けず嫌いやさかい、子供の遊びに付きおうてる内にいつの間にか勝負しとるんや。ラーメンのスープの一気飲み勝負とか、表情を変えんとどっちが梅干しを食えるかとか、ほんで他の子供たちは横でどっちが勝つか予想したり、応援したりする。やれやれうちも負けてられへんな。
-
39
いつやったか神社の祭りで、宮司様のために手持ち花火を用意してくれって綾華ちゃんに頼まれたことがあったんや…せやけど、宮司様って祭りに出席するさかい、神社の境内に座りっきりやろ?宮司様がどうやって花火で遊ぶのか気になって、祭り中ずっと観察しとったんや。ほなら綾華ちゃんがうちのとこにきて、「宮司様、とても満足されておりました」って言うて…えっ?もう花火で遊んだん?ってなって…もしかして、うちが見とったのは宮司様やあらへんかったのかな?
いつやったか神社の祭りで、宮司様のために手持ち花火を用意してくれって綾華ちゃんに頼まれたことがあったんや…せやけど、宮司様って祭りに出席するさかい、神社の境内に座りっきりやろ?宮司様がどうやって花火で遊ぶのか気になって、祭り中ずっと観察しとったんや。ほなら綾華ちゃんがうちのとこにきて、「宮司様、とても満足されておりました」って言うて…えっ?もう花火で遊んだん?ってなって…もしかして、うちが見とったのは宮司様やあらへんかったのかな?
-
40
とにかく口達者なヤツや、あの口から出てくる言葉には必ず何らかの考えが込められとる。一見繋がりのなさそうな言葉でも、最後は上手いこと誘導されてまう。うーん…うちとは正反対の性格やさかい、困った時は彼に助けを求めることにするわ。
とにかく口達者なヤツや、あの口から出てくる言葉には必ず何らかの考えが込められとる。一見繋がりのなさそうな言葉でも、最後は上手いこと誘導されてまう。うーん…うちとは正反対の性格やさかい、困った時は彼に助けを求めることにするわ。
-
41
仕事の関係で、彼女とはよう協力することがあるんや。他の奉行とちごうて、ちゃんとうちの話を最後まで聞いてくれるし、丁寧に答えてくれる、しかも嫌味も言わへん。おしとやかっちゅう言葉は、まさに彼女のためにあるんやろな。
仕事の関係で、彼女とはよう協力することがあるんや。他の奉行とちごうて、ちゃんとうちの話を最後まで聞いてくれるし、丁寧に答えてくれる、しかも嫌味も言わへん。おしとやかっちゅう言葉は、まさに彼女のためにあるんやろな。
-
42
昔、夏祭りの件で遅くまで相談したことがあったんやけど、くたくたに疲れてもうたから銭湯に誘ったんや…せやけど彼女、銭湯が大勢で入る風呂やと知った瞬間、顔を真っ赤にしてもうて。うーん、ええとこのお嬢さんは銭湯に入れへんってことを知るきっかけになったわ。
昔、夏祭りの件で遅くまで相談したことがあったんやけど、くたくたに疲れてもうたから銭湯に誘ったんや…せやけど彼女、銭湯が大勢で入る風呂やと知った瞬間、顔を真っ赤にしてもうて。うーん、ええとこのお嬢さんは銭湯に入れへんってことを知るきっかけになったわ。
-
43
花火は将軍様が求める永遠から、いっちゃんかけ離れとるもんや。将軍様は刹那の光なんか稲妻になんの価値もないと思うとるはず。はぁ、永遠を握る者には分からへんのやろな。刹那を生きる人やからこそ、その刹那の甘美を胸に刻み込もうとしとることに。
花火は将軍様が求める永遠から、いっちゃんかけ離れとるもんや。将軍様は刹那の光なんか稲妻になんの価値もないと思うとるはず。はぁ、永遠を握る者には分からへんのやろな。刹那を生きる人やからこそ、その刹那の甘美を胸に刻み込もうとしとることに。
-
44
稲妻が鎖国してからは、北斗姉ちゃんにずっと花火の運搬を頼んできたんや。で、そのお礼に船の形をしたおっきい花火を用意してビックリさせたろ思うて。「南十字武装船隊」が港を離れる時に、船員たちの目の前でその花火を打ち上げたんや。ほならみんな、船隊の船が飛んでったってびっくりしとったよ、あははっ!せやけど、北斗姉ちゃんはめっちゃ喜んどったで、贈りもんはこうでなくちゃって言うとった、へへへ。
稲妻が鎖国してからは、北斗姉ちゃんにずっと花火の運搬を頼んできたんや。で、そのお礼に船の形をしたおっきい花火を用意してビックリさせたろ思うて。「南十字武装船隊」が港を離れる時に、船員たちの目の前でその花火を打ち上げたんや。ほならみんな、船隊の船が飛んでったってびっくりしとったよ、あははっ!せやけど、北斗姉ちゃんはめっちゃ喜んどったで、贈りもんはこうでなくちゃって言うとった、へへへ。
-
45
ある夏祭りで、金魚すくいをしとる子供を横から見とったらふと思いついたんや、水に浮かぶ花火を作れへんかなーって。ほんで誕生したのが「金魚花火」や!水面を泳いだり、七色に光ったり、泡をぶくぶく吐いたりする、不思議やろ!うちもほんまに成功すると思ってへんかったから、世の中ってやっぱ不思議やなぁ~。
ある夏祭りで、金魚すくいをしとる子供を横から見とったらふと思いついたんや、水に浮かぶ花火を作れへんかなーって。ほんで誕生したのが「金魚花火」や!水面を泳いだり、七色に光ったり、泡をぶくぶく吐いたりする、不思議やろ!うちもほんまに成功すると思ってへんかったから、世の中ってやっぱ不思議やなぁ~。
-
46
あんた、小っちゃい頃に木漏れ日って踏んだことある?晴れた日に、木々の隙間から漏れてくる光で、踏んだら消えると思うたらいつも足の甲に乗っかってくんねん。せやから、なんべんもなんべんも踏むんやけど、成功した試しがあらへん…あんまりにも悔しうて、道端の岩に座って溜め息ついたことあんねん、はぁ、この世には踏めないもんもあるんやなぁーって。
あんた、小っちゃい頃に木漏れ日って踏んだことある?晴れた日に、木々の隙間から漏れてくる光で、踏んだら消えると思うたらいつも足の甲に乗っかってくんねん。せやから、なんべんもなんべんも踏むんやけど、成功した試しがあらへん…あんまりにも悔しうて、道端の岩に座って溜め息ついたことあんねん、はぁ、この世には踏めないもんもあるんやなぁーって。
-
47
花火はな、空に花を咲かせ光を散らしたあと、雨や雪になって大地に帰るんや。そうやって土を潤し、人を育み、もういっぺん綺麗な花を空に咲かすんや。父ちゃんは、よう物語を聞かせてくれるんやけど、今のがいっちゃんのお気に入りや!
花火はな、空に花を咲かせ光を散らしたあと、雨や雪になって大地に帰るんや。そうやって土を潤し、人を育み、もういっぺん綺麗な花を空に咲かすんや。父ちゃんは、よう物語を聞かせてくれるんやけど、今のがいっちゃんのお気に入りや!
-
48
知っとる?璃月の海灯祭で打ち上がる花火はな、大体がうちで作ったもんなんや。注文通り作った後、北斗の姉ちゃんが船で届けとる。今は鎖国で輸出も制限されとるけど…祭りに花火があらへんのはあかんやろ。
知っとる?璃月の海灯祭で打ち上がる花火はな、大体がうちで作ったもんなんや。注文通り作った後、北斗の姉ちゃんが船で届けとる。今は鎖国で輸出も制限されとるけど…祭りに花火があらへんのはあかんやろ。
-
49
内緒なんやけど、実はなぁ、初めて「神の目」をもろた時、火打ち石やと思うて使っとったんや。花火に火付けたり、お湯を沸かしたりしとった。それから納屋に置きっぱにしとったんやけど、それを父ちゃんが見つけてな、えらいもんやから大事にしい言われた。はは、神様が回収せえへんかったのが不思議や。
内緒なんやけど、実はなぁ、初めて「神の目」をもろた時、火打ち石やと思うて使っとったんや。花火に火付けたり、お湯を沸かしたりしとった。それから納屋に置きっぱにしとったんやけど、それを父ちゃんが見つけてな、えらいもんやから大事にしい言われた。はは、神様が回収せえへんかったのが不思議や。
-
50
-
51
-
52
うん?串カツの盛り合わせと玉子焼き…って、ちゃうちゃう、うちは飲食店ちゃうでぇ、花火屋やからな!そや、キラキラーっとした、パッと咲く花火のことや!
うん?串カツの盛り合わせと玉子焼き…って、ちゃうちゃう、うちは飲食店ちゃうでぇ、花火屋やからな!そや、キラキラーっとした、パッと咲く花火のことや!
-
53
-
54
-
55
-
56
-
57
-
58
-
59
自分一人で何かするよりも…誰かと一緒に何かやる方がええ。例えばあんたと一緒なら、風景を見ても、缶蹴りをしても、めっちゃ楽しい。きっと、あんたと話すのが飽きひんからやろな。
自分一人で何かするよりも…誰かと一緒に何かやる方がええ。例えばあんたと一緒なら、風景を見ても、缶蹴りをしても、めっちゃ楽しい。きっと、あんたと話すのが飽きひんからやろな。
-
60
-
61
いんじゃんほい!あいこでしょ!わーい、うちの勝ちや!やったぁ!…うん?後出しなんてしてへんよ、してへんてば。
いんじゃんほい!あいこでしょ!わーい、うちの勝ちや!やったぁ!…うん?後出しなんてしてへんよ、してへんてば。
-
62
「口は災いの元」ゆうけど、心配あらへん。言葉に込もった気持ちは嘘をつかへんもん。間違ったことを言うて誤解されても、それを説明すればええんや。なんも言わんかったら、相手も理解のしようがあらへん。やないと、心も離れてまう。
「口は災いの元」ゆうけど、心配あらへん。言葉に込もった気持ちは嘘をつかへんもん。間違ったことを言うて誤解されても、それを説明すればええんや。なんも言わんかったら、相手も理解のしようがあらへん。やないと、心も離れてまう。
-
63
うちの父ちゃんは耳が遠くてな、昔から何を言うても笑うてばっかやった。だから、小っちゃい頃は自分の言うとることがどれも面白いんやろなと思っとった、ずーっと一人で喋り続けとったわ…実際は、よう聞こえへんから誤魔化すように笑うとっただけやのに…せやけど、父ちゃんが笑うてくれるなら、うち、これからも喋り続けるで。
うちの父ちゃんは耳が遠くてな、昔から何を言うても笑うてばっかやった。だから、小っちゃい頃は自分の言うとることがどれも面白いんやろなと思っとった、ずーっと一人で喋り続けとったわ…実際は、よう聞こえへんから誤魔化すように笑うとっただけやのに…せやけど、父ちゃんが笑うてくれるなら、うち、これからも喋り続けるで。
-
64
-
65
そもさん——!花火を見終わった後、その一日の最後には何が待っとる?ふふん、正解は——夢の中でも花火が見れる、でした~!
そもさん——!花火を見終わった後、その一日の最後には何が待っとる?ふふん、正解は——夢の中でも花火が見れる、でした~!
-
66
-
67
やっと花火を見るのにちょうどええ時間になったな。空でも地上でも綺麗に咲かしたるで…ははっ、冗談や!安全にはちゃーんと気ぃつけるさかい。
やっと花火を見るのにちょうどええ時間になったな。空でも地上でも綺麗に咲かしたるで…ははっ、冗談や!安全にはちゃーんと気ぃつけるさかい。
-
68
-
69
-
70
-
71
-
72
-
73